挙式後のプリザーブドフラワーブーケの最適な保管方法

挙式で使用したプリザーブドフラワーのウェディングブーケ、どうしたら長く綺麗な状態を保てるのか知りたいという花嫁さまも多いのではないでしょうか。当店でも、花嫁さまからご挙式後のプリザーブドフラワーのウェディングブーケの保管方法についてお問い合わせを頂くことがあります。

そこで今回は、挙式後のプリザーブドフラワーブーケの保管方法について解説いたします。

プリザーブドフラワーの寿命

まずはプリザーブドフラワーの寿命について。プリザーブドフラワーは生花を加工したお花になり、水やり不要で長く美しい状態を楽しめるお花です。「永遠に咲き続ける…」などと言われることもありますが、この表現は実は正しくもあり間違ってもいます。

枯れることはないが美しさは半減していく

プリザーブドフラワーは生花のようにお花が枯れてしおれてしまうことはありません。そのためお花が咲いた形状をずっと保ち続けます。しかし直射日光や乾燥によってもだんだんとお花が痛んでいきます。花びらが切れたり半透明になってしまったり、ホコリがついて汚く見えてしまうこともあります。プリザーブドフラワーといっても、年月が経ったものと生花から加工したばかりのものを比べると、やはり新しいお花の方がより美しく見えると言えます。

お花の色が退色していく

プリザーブドフラワーは生花の時の色そのままではなく、着色をしてお花に色をつけています。(メーカーによっては漂白してから着色する場合もあります)そのため、年月と共に少しずつお花の色が抜けていき、だんだんと薄くなり白っぽい色へと変化していきます。メーカーや色、保存環境によっても退色のスピードは異なりますが、赤や紫などの濃い色はほとんど色抜けが起こらず、5年~10年程度持つ場合もあります。逆に淡いピンクなどの薄い色合いは抜けやすく、半年~2年程度で抜けてしまう場合もあります。

美しい状態を楽しめる期間

保存環境によっても変わりますので、一概にどれくらい持つ、ということは言いきれませんが、上記のことからプリザーブドフラワーを美しい状態で楽しめる期間は、1~2年程度と考えておくと良いと思います。

プリザーブドフラワーを少しでも長持ちさせるには

思い入れのつまった大切な結婚式でのプリザーブドフラワーブーケ、やはり少しでも長く綺麗な状態を保ちたい!という花嫁さまも多いと思います。そこでプリザーブドフラワーを長持ちさせる秘訣をここではお教えいたします。

直射日光は天敵

プリザーブドフラワーの色抜けは、直射日光に当たることでスピードが速まってしまいます。そのため、できるだけ直射日光が当たらない場所へ飾ることをおすすめします。特に西日の当たる窓際は避けましょう。

湿気を避ける

お花に水は必須ですが、プリザーブドフラワーにとって水は絶対にNGです。水をかけないことはもちろん、湿気にも気を付けましょう。湿度の高い場所へ長時間置いておくと、花びらが半透明になり元に戻らなくなってしまいます。梅雨時はもちろん、冬場も結露によって窓際は湿度が高くなる傾向がありますので、十分注意しましょう。

乾燥しすぎもダメ

湿気はNGなプリザーブドフラワーですが、乾燥のしすぎもNGです。乾燥しすぎると、花びらが切れやすくなったりひび割れが起こることがあります。エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。

ホコリに気を付ける

むき出しのまま置いておくと、どうしてもホコリがついてしまいます。ホコリがついたままの状態にしておくと見た目も美しくありませんし、お花が痛む原因にもなってしまいます。ホコリがついたらまめに取るようにしましょう。その場合も、手で直接触るとお花を傷める可能性がありますので、うちわで扇いだりドライヤーの冷風でホコリを飛ばすようにしましょう。

プリザーブドフラワーブーケの最適な保管方法

上記のことに気を付けて長持ちさせるには、やはりむき出しのまま飾るのではなく、何かケースのようなものに入れて飾ることをおすすめします。ケースに入れることでホコリがつくことを避けることができますし、周りの温度や湿度にも影響されにくくなります。

ブーケケースに入れて飾る

ブーケボックス

コレクションケースのような透明のケースに入れて飾る方法です。インターネットでも検索すると色々と出てきますので、ブーケのサイズに合ったものを選びましょう。ブーケの横幅と縦の長さをしっかりとはかり、ケースの中にきちんとおさまるサイズを選びましょう。

ガラスキャビネットに入れる

自宅にガラスキャビネットがある場合は、その中に入れて飾る方法もおすすめです。ブーケスタンドなどにブーケを立てて、そのままキャビネットの中に入れます。このとき、キャビネットの側面や別の物にお花が触れるとプリザーブドフラワーの色が移ってしまう可能性がありますので、お花と家具などが触れないように気を付けるようにしましょう。

アフターブーケにする

生花のブーケでは良く耳にする「アフターブーケ」。ブーケを加工して挙式後も飾る方法です。生花の加工方法は様々で、押し花にしたりドライフラワーにしたりする方法があります。実は、プリザーブドフラワーのブーケもアフター加工が可能です。ブーケのお花を別のコンパクトなアレンジにして飾りやすくすることができます。生花のようにお花自体の加工は必要ありませんので、生花のアフターブーケよりも費用を安く抑えられる点もメリットです。

当店でもプリザーブドフラワーのアフターブーケの制作を承っておりますので、ぜひご挙式後のプリザーブドブーケの加工はおまかせください♡

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